契約書は形だけ?

ご相談の内容
相談者は、かねてから取引のある取引先から新たに契約書を提示されて調印を求められました。契約書の内容は、これまでの取引き実態と比べると、相談者に不利な内容が多数含まれていました。しかし、取引先は「契約書は形だけだから…」「文言を変えるのは大変だから」などと言って修正に応じようとしません。

対応と結果
相談者と協議し、取引先との関係も考慮した結果、徹底した修正を求めることはしないという方針を決めました。その代わり、どうしても避けるべきリスクがある条項については、「うちの弁護士がうるさいから」という理由をつけて、表現を若干修正した代替案を提案することにしました。
また、「契約書は形だけで実際にはこれまでどおり…」という、担当者の説明を証拠として残し、前言を翻した場合に備えることとしました。
取引先との良好な関係を維持しつつ、リスクを回避することができました。

ポイント
ご依頼頂いた訴訟において依頼者からお話を聞くと、「相手の社長は(担当者は)確かにこう説明していたのです!」という場面が多くあります。しかし残念ながら、裁判では契約書などの書面が有力な証拠になります。
取引先との関係が現時点で良好でも、いつ紛争になるとも限らないのです。
リスクを避けることは重要ですが、他方で、大切な取引先との関係を維持することも需要です。
契約書にどういったリスクが隠れているかを読み取ったうえで、取引や事業の実態に則した、柔軟な対応が求められます。
契約書作成・リーガルチェックのご相談は、石川県金沢市の弁護士、棒田法律事務所にご相談ください。